出雲ってどんなところ?

出雲大社

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恋愛上手な神様

出雲大社に祀られているのはオオクニヌシ(大国主命)という神様です。
この神様は大変女性にもてて恋愛上手な神様でした。それが縁結びの神様として信仰を集めている理由の一つです。

オオクニヌシはその名のように国をつくった英雄です。別名をヤチホコ(八千矛神)ともいい武神としての面も持っていますが、戦争ではなく、血縁関係を結ぶこと(結婚)によって他の勢力を取りこんで領地を広げていきました。

有名な「因幡の白兎(素兎)」のお話ですが、これはオオクニヌシの兄弟神たちがヤカミヒメ(八上姫)へ求婚するための旅路でのエピソードでした。結局、ヤカミヒメは兄弟神ではなく、心優しいオオクニヌシを結婚相手として選びます。素兎を治療していることからオオクニヌシはやさしい癒しの神様であることが分かります。古代においては医療に通じることは民の心をつかむのに有効だったのでしょう。

兄弟神たちの嫉妬を買ったオオクニヌシは何度も殺されますが、母神や天上の女神が治療して生き返えらせます。医療の神が治療を受けるのは立場が逆ですが、出雲の国には死者を生き返らせる程の医療技術があったということでしょう。

そしてオオクニヌシは紀伊国を経てスサノオのいる根の堅洲国(地下にある国)に逃げ込みます。根の堅洲国でスサノオから与えられた試練を乗り越えたオオクニヌシは、スサノオの娘のスセリヒメを正妻として地上に戻ります。そして兄弟神たちを制して出雲の国の主となります。出雲の国を開いたスサノオの後継者となったのです。

その後、越の国(北陸地方)のヌナカワヒメ(沼河比売)とも愛の歌を贈りあって、国ごと姫を手に入れています。

オオクニヌシは181柱もの子供をもうけました。そのためオオクニヌシを祀っている出雲大社では「縁結び」のご利益があるとされています。

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「国造りの神様」から「縁結びの神様」へ

オオクニヌシの国づくりが着々と進んでいるのを天上界から見ていたアマテラスは「地上の国は私の子孫が納めるべき国だ」と宣言して、国土の譲渡を迫る外交使節を派遣します。

アマテラスの次男のアメノホヒが特使として派遣されますが、オオクニヌシと仲良くなってしまって帰ってきません。そこで新たに、アメノワカヒコを派遣しましたが、オオクニヌシの娘のシタテルヒメと結婚して八年たっても帰ってきませんでした。オオクニヌシには、降伏勧告の外交使節も手なずける程の人徳や政治手腕があったのでしょう。

外交使節の派遣に失敗したアマテラスは、ついに軍団を派遣して、出雲側に降伏を迫ります。アマテラスはスサノオの姉であり、オオクニヌシにとっては叔母に当たります。スサノオから出雲の大神に推されたオオクニヌシにとっては最終的には受諾せざるを得ない立場にありましたが、出雲国内では恭順派と抗戦派に意見が分かれました。そこでオオクニヌシは息子に対応をまかせることにしました。

オオクニヌシの子のコトシロヌシ(事代主)はあっさりと承諾してしまいます。もう一人の息子のタケミナカタは抵抗して戦いますが、結局降伏してしまいます。

結果、国を譲り渡すことになってしまったオオクニヌシは、交換条件としてアマテラスの神殿と同じような立派な神殿を自分のために建てることを要求しました。国土は手放しても宗教的な権威は守り続けるという意思を示したのです。アマテラスはその願いを聞き入れオオクニヌシが鎮座するための神殿を建てました。この神殿が現在の出雲大社であるといわれています。

国譲りによって、オオクニヌシは政治の表舞台から引退し、幽事(かくりごと)を司ることになりました。幽事とは目には見えない縁や運命などのことで、これもオオクニヌシを縁結びの神様とする根拠となっています。

旧暦の十月のことを神無月といいます。これは各地の神々が出雲に集まられ、鎮座されている地を留守にされるからです。逆に出雲では神々が集まりになられるので「神在月」といいます。なぜ、出雲に神々が集まるかというと、幽事(かくりごと)つまり人々の縁について会議をされるからとされています。

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出雲大社と皇室との縁

平成26年10月5日、高円宮家典子女王と出雲大社宮司千家国麿氏が出雲大社で結婚式を行われました。皇室と出雲大社が婚姻関係で繋がるのは歴史的な出来事といえます。

皇室はオオクニヌシから国を譲り受けた天孫の末裔であり、千家家は代々出雲国造としてオオクニヌシを祀っています。古代では皇位のことを日嗣(ひつぎ)といい皇室は太陽神アマテラスの霊を継いでいるとされます。これに対して、出雲国造家は祖神・アメノホヒの霊を継いで「火継ぎ」の神事を行っています。このように皇室と出雲国造家とは対極の関係にあります。二つの家が数千年の時を超えて結ばれることになったのも、オオクニヌシの導きによるものでしょう。

熊野大社

火の発祥の神社

熊野大社は全国の熊野神社の総本社で、スサノオ(素盞嗚尊)を祭神として祀っています。境内の鑚火殿(さんかでん)には火を起こす道具である燧臼(ひきりうす)と燧杵(ひきりきね)が大切に保管されています。祭りの時には古来のきりもみ式で神聖な火を起こします。
この火起しの方法はスサノオが伝えたとされます。ちなみに、ギリシャ神話ではプロメテウスが神の元から火を盗んで人間に与えたとされています。文化的に重要な役割をもっていることや天上界の秩序を乱す面があることがスサノオと似ています。

出雲大社を超える

出雲国風土記によると、出雲の国には「熊野大社」と「杵築大社」の2つの大社があり、「熊野大社」がナンバー1で「杵築大社」がナンバー2とされています。出雲国造家が両神社を司っていましたが、中世に出雲国造家が「熊野大社」から「杵築大社」に拠点を移しています。その後、「杵築大社」は「出雲大社」としてその名を広めていきますが、「熊野大社」の名はあまり表に出てこなくなりました。
しかし、今でも重要な儀式は出雲大社宮司の出雲国造家が熊野大社に出向いて行われています。出雲大社以上の由緒と格を持つ神社といえます。

八重垣神社

縁結びの大神

八重垣神社にはヤマタノオロチ退治のヒーローとヒロインであるスサノオ(素盞嗚尊)とクシナダヒメ(稲田姫命)が祀られています。
ヤマタノオロチ退治の後、二人はめでたく結婚したため恋愛成就の大神として信仰されています。スサノオがクシナダヒメと住むための新居を築いた際に作った歌「八雲立つ 出雲八重垣 妻込みに 八重垣造る その八重垣を」
これが神社の名前の由来になっています。この妻への愛情にあふれた歌は最古の和歌といわれており古今和歌集にも記されています。

鏡の池の恋占い

社殿後方「奥の院」には、「鏡の池」と呼ばれる神池があります。この池はヤマタノオロチから避難していたクシナダヒメが姿を写す鏡としていたと伝えられています。
鏡の池では良縁占いができます。占い用の和紙に硬貨を載せて池に浮かべ、その沈み方で占います。和紙の沈む速さで良縁の訪れが早いか遅いかが分かり、和紙が近くで沈めば身近な人と、遠くなら遠方の人と縁づくといわれています。

美保神社

出雲大社と対をなす神社

美保神社は農業及び子孫繁栄の神様であるミホツヒメ(三穂津姫命)と漁業・商業を始め、広く生業の守護神として信仰を集めるコトシロヌシ(事代主命)を祀っています。
ミホツヒメは出雲大社に祀られているオオクニヌシ(大国主命)の御后神であり、コトシロヌシはオオクニヌシの御子神です。出雲大社に参ったなら美保神社にも参拝しないと「片参り」になると言われています。

国譲り神話にちなむ神事

美保神社の特殊神事として、諸手船(もろたぶね)神事や青柴垣(あおふしがき)神事が知られています。諸手船神事は国譲りの是非を問うため美保の岬に使者が使わされたことにちなんでいます。青柴垣神事は国譲りを承諾したコトシロヌシが船を青い柴垣に変えてその中に隠れてしまったことによります。

えびす様は鳴り物好き

美保の神は鳴り物が好きだと言うことから、古くから多くの鳴り物が奉納されてきました。その中には日本最古のアコーディオンもあります。また神社境内を会場に奉納ライブも行われています。

日御碕

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